こんにちは。ストライドラボ那須の酒寄です。
私たちが愛するホームマウンテン「那須岳」を安全に楽しむために、
まず押さえておきたい 3つの基本 と、登山前に知っておきたい 四季ごとの天候の特徴 をまとめました。
那須岳の特徴
那須岳は 風が非常に強く、天候が急変しやすい山 です。
特に峰の茶屋(森林限界)以降は風の影響を受けやすく、ガス(霧)も出やすい地形です。
事前の情報収集と現地での判断が、安全登山の大きなポイントになります。
春(3〜5月)
- 3〜4月は西寄りの強風で体感温度が低い
- 北面・日陰には残雪が長く残る
- 黄砂・花粉による視界不良が発生
- 朝のアイスバーン → 午後の腐った雪で滑落リスクが上昇
注意ポイント
- 風速10m/s以上は初心者は要注意
- 早出早着と防寒装備を徹底
夏(6〜8月)
- 午後にガスが発生し視界が急激に悪くなる
- 栃木県は雷多発地域で、午後の雷に注意
- 台風・前線の影響が大きい
- 無風での高温時は熱中症リスクが高まる
注意ポイント
- 午前中に山頂へ、正午〜13時までに下山開始
- ガスによる道迷いに注意(牛ヶ首〜日の出平)
- 雷の可能性が高い日は入山を見送る判断も必要
秋(9〜11月)
- 前半は台風や秋雨で不安定
- 10月は晴天が多いが強風が増える
- 紅葉時期はガス+強風の組み合わせが多い
- 11月は初雪・初氷が始まる
注意ポイント
- 峰の茶屋を越えると風が急に強まる
- 防寒装備は必須
- 風速12〜15m/sは山頂アタック中止の目安
冬(12〜2月)
- 日本有数の強風地帯
- 雪は少ないが吹き溜まりや氷結が危険
- -10〜-20℃の低温
- ホワイトアウトのリスクが高い
注意ポイント
- 冬季は上級者(冬山装備必須)向け
- 風速15m/s以上は入山中止
- ピッケル・アイゼン・ゴーグル必携
● 山の天気(総合)
【マウンテンフォーキャスト】
https://www.mountain-forecast.com/peaks/Nasu/forecasts/1917
標高別の気温・風速・体感温度が確認でき、無料版で6日先まで、
有料版なら12日先まで予報を見ることができます。
● 雲の動き
【SCW(Super Computer Weather)】
https://supercweather.com/
高解像度の雲画像とSSI(雷雲発達指数)が確認でき、
ガス・雷の予兆を把握するのに非常に有用です。
● 発雷確率
【国際気象海洋株式会社(IMOC)】
https://www.imocwx.com/guid.php?Type=3
3時間ごとの雷発生確率が色分けされて表示されます。
雷リスクの確認に最も使いやすいサイトの1つです。
● 峰の茶屋で風が強い(10〜15m/s以上)
森林限界である峰の茶屋で強風を感じたら、
その先(稜線・山頂)はさらに危険です。
強風を感じた時点で、積極的に引き返す判断をしてください。
● ガスで視界が30〜50m
特に 牛ヶ首〜日の出平 は迷いやすいポイントです。
視界が悪い場合は、必ず往路に戻るのが安全です。
● 雷が発生・雷鳴が聞こえる
稜線は遮るものがなく非常に危険です。
雷を感じたら、最寄りの避難ポイントへ避難してください。
- 峰の茶屋避難小屋
- ロープウェイ山頂駅
- 峠の茶屋駐車場
発雷確率が高い日の入山は控えてください。
まとめ:那須岳は「準備と判断」で安全に登れる山
那須岳は天候の急変や強風が多いものの、
事前の情報収集・時間管理・無理をしない判断 によって、事故のリスクは大きく減らせます。
しっかり準備を整えて、那須岳の素晴らしい山歩きを楽しんでください。

