那須岳では、毎年のように天候の急変による遭難や事故が起きています。
その多くは、特別な装備や技術ではなく、**「あと一歩、天気を読む力」**があれば防げたものかもしれません。
山の天気は、ただ「見る」だけでは足りません。
同じ晴れでも、風の向き、雲の速さ、体に当たる空気の冷たさで、次の数時間がまるで変わります。
それを感じ取り、行動に変える力――それが“読む”ということだと思います。
私たちは、那須岳を訪れる登山者が
「予報を見て終わり」ではなく、自分で判断できる登山者になることを願っています。
NASUDAKE SAFETY NAVI は、そのきっかけをつくるために生まれました。

このサイトで紹介しているのは、
天気図やデータを解釈する専門的な知識ではなく、
登山者が現場で感じ取れる“サイン”を、わかりやすく整理した情報です。
たとえば、
「風速が10m/sを超えたら稜線は避けよう」
「午後の雲の厚みが増してきたら、雷の兆候かもしれない」
――そんな“自分の判断基準”を少しずつ持てるようになること。
それこそが、安全登山の第一歩だと考えています。
NASUDAKE SAFETY NAVI の最終的な目的は、
このサイトを見なくても行動判断ができる登山者を増やすことです。
つまり、「自立した登山者」を育てることがゴールなのです。
風が冷たい日、雲が速く流れる日――
その小さな変化の中に、山からのメッセージがあります。
私たちはその声を“読む力”を、もう一度取り戻したいと思っています。

